カフェの内装工事のメリットや集客につなげる方法
カフェを開業するためには内装が重要だと聞いているけれど、一体どのくらいかかるのか、どうしたらおしゃれなカフェになるのか、と悩まれている方は多いです。結論として、カフェの内装工事を行うことは集客面でのメリットが大きいです。居心地よく顧客があつまるカフェを開業したい方の役に立つように、内装工事のメリットや、工事のポイント、スケジュールや費用の内訳などについてまとめました。
カフェの内装工事をするメリット
たくさんの顧客に愛されるカフェには、美味しいコーヒーや料理などのメニューはもちろんですが、くつろげる空間など、居心地のよさも欠かせません。居心地の良さは内装の印象が多くを占めるため、魅力的なカフェを作るための内装工事が必要です。内装デザインにはお店のコンセプトを生かす必要があります。コンセプトは客層やメニュー、価格帯などカフェ経営を始める前に決めなくてはなりませんが、これを明確にすればおのずと目指すべきカフェの姿が決まります。コンセプトを生かし、顧客にとって居心地のよいカフェを作れることが、カフェの内装工事のメリットです。
集客につなげるカフェの内装工事ポイント
カフェにお客様を集めるために重要なのは「コンセプト」、「競合店との差別化」と「居心地のよさ」です。これらは内装工事で作り上げることが可能です。以下で詳しく説明いたします。
コンセプトを重視した内装工事ポイント
カフェのコンセプト決定とは、どういった層をターゲットにするのか、何を提供したいのかなどといった点を明確にすることです。コンセプトにあった内装で、顧客の心をつかむこと必要があります。たとえばターゲット層の選定に関しては、顧客を若者向けにするのか、主婦向けにするのか、年配の方にするのかで求められるカフェは違います。若者向けであれば新しいことを取り入れた斬新なスタイルであったり、SNS映えしたりする内装が求められます。主婦向けであればゆったりとおしゃべりが楽しめるような空間を、年配の方向けであれば落ち着いた雰囲気や段差の少ない内装が好まれます。
居心地のよさを重視した内装工事のポイント
カフェに集客するためには、居心地のよさは外せません。店内に清潔感や落ち着いた雰囲気があるか、座席や通路にゆとりがあるか、明るすぎたり暗すぎたりしないか、勉強や仕事がしやすい環境かどうか、顧客や店員の動線はおかしくないか、空調は問題ないかといった点があげられます。これらの居心地のよさも、内装工事で作り上げることが可能です。
競合店との差別化
カフェは居心地のよさはもちろんですが、近隣のカフェとの差別化が求められます。物件を決める際に、近くにあるカフェをリサーチすることが必要です。はやっているカフェはどのような内装なのか、顧客のターゲット層はどのあたりなのか、サービス方式はフルなのかセルフなのか、価格帯はいくらくらいなのかといったことを考えます。顧客の奪い合いが起こらないようなお店のコンセプトを作り上げ、内装工事に生かします。
おしゃれなカフェを作り上げるための内装デザイン
内装デザインはコンセプトにあわせつつ、おしゃれなものにする必要がございます。コンセプトを生かすための内装デザインの主なものに「壁紙」、「テーブルやいすなどのインテリア」のふたつがございます。詳しく説明いたします。
壁紙を選ぶ
壁紙は使われる部分が多いため、まず目に留まり、顧客に大きな印象を与えます。明るい色で過ごしやすい空間を演出したり、暗めの色で落ち着いた雰囲気を出したりすることも可能です。レンガや石のタイル模様であれば、おしゃれな自然派カフェであると印象付けられます。
テーブルやいすを選ぶ
テーブルやいすは居心地のよさに直結するインテリアです。勉強や仕事をしたい方向けには、しっかりしたイスとテーブルを選んだり、コーヒーをゆっくり飲みたい方の向けには低めのテーブルとソファーを選んだりと、おしゃれで機能的なインテリアにこだわりましょう。また、おしゃれなカフェの内装ですが、カフェの種類の例をいくつかあげてみます。
・自然派カフェ(ナチュラル系)
無垢の素材や石などを利用した、自然を感じられるカフェです。落ち着いた雰囲気を出すために、木目調のインテリアや食器を利用いたします。
・ミニマルカフェ(スケルトン系)
スケルトンの内装を生かして、スタイリッシュな雰囲気を味わえます。そのほかの内装やインテリアもシンプルにすることで、内装費用を抑えながらも開放的な気分を味わうことが可能です。
・かわいい雰囲気のカフェ(ポップ・キュート系)
丸みを帯びたデザインや、原色やパステルカラーを利用した内装で、かわいい雰囲気を楽しめます。一般受けもいたしますし、若い女性からも人気が出る内装のカフェです。SNSでの集客も見込まれます。
・落ち着いた雰囲気のカフェ(レトロ系)
懐かしい雰囲気を楽しめるレトロ系のカフェでは、濃い色の内装で、ビンテージのインテリアなどを使用いたします。ゆったりと過ごせることが魅力です。
・古民家カフェ(隠れ家系)
古民家などを利用したカフェで、人どおりの少ない立地でも集客が見込めるカフェです。落ち着いた色合いの内装で、ゆったりと過ごせる空間の提供が見込まれます。
・高級感のあるカフェ(ラグジュアリー系)
内装に高級感のある素材やインテリアなどを利用することで、非日常を演出が可能となっています。リゾートホテルや高級ホテルにいるような感覚が味わえることが魅力のカフェです。
カフェの内装工事に必要な課程(スケジュール)
内装工事のスケジュールですが、工期は1~2カ月かかることを見込んでおきます。20坪程度なら、1カ月を目安にいたします。一方、デザインや設計にこだわったり、特注のインテリアなどの設備を発注したりすると工期はのびます。一般的には物件選びや計画なども含めると、オープン3カ月前までには動き出すことが必要です。
内装工事に必要な過程
物件選び
内装業者が現地調査のうえ、概算のお見積り
打合せをして内装工事内容、デザインの決定
内装工事契約
施工
完成・引き渡し
オープン
内装工事は着工すると、大きな変更は難しいです。このため、準備には時間をかけます。
カフェの内装工事に必要な費用や内訳
カフェの内装工事に必要な費用は、居抜き物件で坪単価20~40万円が多いです。例として15坪程度のカフェの居抜き物件を、新たなカフェに改装したケースでの金額(税抜き)をあげます。
仮設工事 20万円
解体工事 4万円
軽量・ボード工事 21万円
塗装工事 30万円
家具工事 66万円
サイン工事 11万円
電気温水器工事 11万円
給排水衛生工事 7万円
水道関連工事 18万円
換気工事 18万円
管理費・諸経費 60万円
サイン工事や音響工事など、追加費用 33万円
上記は一例ですが、居抜き物件を利用しても内装工事だけで300万円ほどの費用がかかります。スケルトン物件ですと、もう少し費用がかかることを見込んでおく必要がございます。
まとめ
カフェの内装工事費用は、居抜き物件で坪単価20~40万円かかります。どのような内装のカフェにするか、インテリアや設備にどのくらいこだわるかで費用はかなり変わります。カフェ開業で重要なのはコンセプトです。コンセプトがしっかり定まっていれば、開業までに決定することで悩むことは少ないです。お客様のコンセプトを実現し、かつ費用を抑えて一緒に理想のカフェを作り上げる内装業者を見つけるためにも、複数社にお見積りの依頼をおすすめいたします。比較サイトを利用すれば、手軽にカフェの内装工事におけるお見積りを比較できるため、比較サイトサービスの利用も候補のひとつです。